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関節疾患と治療

関節の役割

関節の役割 股や膝、肩、肘、手首、足首、顎(あご)など、体にはたくさんの関節があります。関節は、骨と骨をつなぎながら体を動かす役割があります。
関節を動かすことで、座る、立つ、歩くなど、人間の基本的な動作ができるようになります。
関節疾患になると関節を動かすときに痛みが起き、日常の基本的な動作がつらくなり、日常生活に支障をきたします。



早期の診断のおすすめ

関節炎を起こしている股関節関節疾患は患者さま一人一人に合わせた早期の診断と治療が重要です。
関節には軟骨があります。軟骨はクッションのように関節の骨にかかる衝撃をやわらげ、関節をなめらかに動かせるようにしています。ところが、軟骨は自然治癒力が弱く、軟骨に損傷が生じると自然に改善することはあまり期待できません。放っておくと「変形性膝関節症」になるおそれがあります。
また、関節はその周辺の筋肉を使いながら動かします。関節に疾患が生じると痛みを感じます。適度な安静は必要なのですが、関節を動かさない状態が続くと周辺の筋肉が弱まります。その結果、関節がさらに動きにくくなるといった悪循環が起きてしまいます。このように、関節の疾患は診断が遅くなると症状が悪化します。
動ける体であり続けるためにも、できるだけ早く経験を積んだ医師の診断を受けて適切な対処をすることが大切です。


関節の代表的な疾患

関節には多くの疾患があります。ここでは、膝関節と股関節の主な疾患をあげます。

膝関節

●変形性膝関節症 ●関節リウマチ ●膝靭帯損傷
●半月板損傷 ●骨肉腫 ●外傷性関節炎


股関節

●変形性股関節症 ●関節リウマチ ●大腿骨頭壊死症
●半月板損傷 ●臼蓋形成不全 ●股関節唇損傷


保存的治療と手術療法

保存的治療は手術をしない治療法です。薬物療法、理学療法士と連携した運動療法、サポーターや杖、足底板(そくていばん)などの装具療法が代表的です。
保存的治療をしても改善がみられず日常生活に支障が大きい場合や、X線撮影で関節の損傷が急速に進んでいることが明らかになった場合、手術療法が必要になります。
手術療法では、症状が比較的軽度な場合は骨切術(こつきりじゅつ)などの手術で症状が改善される場合があります。しかし、関節のいたみが重度の場合は、人工材料の関節で置き換える人工関節手術が必要になります。